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ご相談内容
日頃のメンバーの様子
分析結果はその通りで、彼の特性が表現されている。世の中の目新しい情報には前向きで、高みを目指すことは良いことだが、実際に自分の置かれている業務への落とし込みができていない。また、彼自身が取り組んできた業務報告書やまとめ資料では、内容が冗長で、言いたいことや、得られた成果が埋もれることが多い。その都度、言いたいことはなに? ポイントは?とのフィードバックをするが、そのフィードバックに対する彼からのフィードバックは無く、すぐに報告書修正版を提出(あまりフィードバック内容は反映されず・・・まだ、簡潔ではない状態)。
行動力はあることは、認めている。
どうしたら、彼の行動力や、彼自身に自信や誇りを持たせつつ、成長させるかを悩んでいます。彼の性格(タイプ)では、細かく指示をすると、さらに誇りや思ったことをはせなくなるのではないかと・・・。
考えている対策
現状は、私自身だけのアドバイスではなく、世の中一般的な情報整理のやり方や、報告書のまとめ方事例も付けて、情報展開を行っているので、その継続をしつつ、その整理された情報が、今後の業務にどのように結びついていくのかを説明していく考えです。(彼からのインプットと周辺メンバーへのアウトプットの繋がり、その情報を周辺メンバーがどう活用されるのかを想定するようにアドバイス)
一方で、彼の考え方や規模感から、設計業務ではなく、商品を企画する業務の方が良いのかとも悩んでいるが、現状の課題整理能力ではどこに行ってもモヤモヤするような気持ちもある。
弊社からの回答
○○さんの状態は「懸命」です。
「懸命」とは、目の前の仕事には責任感を持って取り組めているものの、まだご自身の中で、自信を持ち切れてはいない状態です。
○○さんの場合、特に「誇りを持てる」の点数が3点を下回っています。
また、環境認知の得点に目を向けてみますと「持ち味に期待してくれる」「フィードバックと承認がある」も、5点満点で3.0点を下回っています。
・自分の仕事はなかなか認めてもらえないし
・正直、なかなか良いところを活かしてもらえていないとも感じており
・自分の仕事がすごく価値のあるものだと思えていない
といったようなご心境でいらっしゃるのではないかと思います。
○○さんは「創造重視」タイプです。
このタイプは、自分がこうしたらいいと思う!ああしたらいいと思う!という提案を受け入れてもらえないと感じたり、(相談者)様の仰るように、細かい指摘などを受けると、より一層モチベーションが下がってしまうタイプです。
このような状況で、どのように接していくか?は(相談者)様にとって、大変悩み深いことだろうと思います。
今でもなるべく本人がやらせたいようにやらせて、なるべくそれが結実するようにアドバイスしているつもりなのだが…と感じてしまわれるのではないでしょうか。
大変難しいことだとも思うのですが、この状況から脱していくために、私はあえて「もう一段、本人のやりたいようにやらせてみては」とお伝えしたいと思います。
というのも現状としては、やはり下記のようなすれ違いが起きているように思うからです。
上司:心意気や姿勢はいいがアウトプットがもうひとつ。
部下:アウトプットの仕方ばかり指摘されて、姿勢を分かってもらえていない。
自分みたいなタイプは、あまり歓迎されていないのではないか。
この掛け違いが起きたままでは、なかなか状況が好転しないように思います。
あえて言うならば
・(相談者)様ご自身のアドバイスを伝える だけでなく、
・世の中の一般的な情報整理のやり方を伝える ことに加えて、
さらに
・関係者から直接フィードバックしてもらうようにする。
・上司は、ひたすら姿勢や問題意識を認めて、背中を押す。
という位置付けで関わってみて頂くのはいかがでしょうか。
「創造重視」タイプで、自身の実力とやりたいことにギャップがある方は、逆にとことん勘違いをさせて、やりたいようにやらせてみる方が結果的に早道であることは、意外とよくあります。
現在のところは大丈夫ですが、自分のいいところが認めてもらえない…という状況が続いていくと、○○さんはひょっとして、職場や同僚・上司に対して、心を閉じて腐っていってしまうかもしれません。
上司からすれば「ある程度本人がやりたいようにやらせている」つもりでも、意外とその範囲が限定的になってしまっているということは、非常によく起こりやすい事態です。
この状況・このサイクルから抜け出したいのであれば、ぜひもう一段、ご本人のやりたいようにやらせてみるといったアプローチをお勧めしたいと思います。
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