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「印西津 太郎のマネジメント奮闘記」では、架空のマネジャー「印西津(いんさいず)太郎」の経験談を通して、「INSIDESを活用したマネジメントのナレッジ」を共有します。 |
悪い状態だとわかっていたメンバーがやはり「窮々」だったとき、
「色々とアプローチはしてみてるけど、これ以上どうすればよいかわからない」
「正直、それくらいは頑張ってくれと思ってしまい、放置してしまいたい」
と感じたことはありませんか?
私も、状態が良くないであろうメンバーが、INSIDESでも悪い状態だと突き付けられると、 対応が必要とは思いつつも目を背けたくなることがありました。
ですが、「近道となる意外なアプローチの順番」「必ずしも一人で抱え込む必要はないこと」に気づいてから、柔軟に、無理なく対応できるようになったのです。
この場合の対応のポイントと、私の失敗例・成功例をもとにした解説をご覧ください。
特に状態が悪い「窮々」のパターン
結果の例
下記のように、「自己認知」「環境認知」ともに3.0点を下回る項目が多い場合には、職場や仕事に対してネガティブに感じています。誰にも相談できず、殻に閉じこもっている状態になっている可能性が高いです。
失敗例/成功例&解説
吉澤さん(中堅クラスのメンバー)との会話例
失敗例
印西津(マネジャー):「最近の業務状況はどう?何か相談したい案件はある?」
吉澤(メンバー):「アポはそこまで詰まってないんですが、お客様からの問い合わせ対応で時間を取られてしまっていて、○○プロジェクトの企画を考える時間があまり取れてなくて…」
印西津(マネジャー):「そうか。そもそも仕事の進め方が良くなさそうだね。問い合わせが来たときに都度対応してない?緊急じゃないものは、決めた時間にまとめて処理するようにして、企画を考える時間を優先して確保した方がいいと思うよ。」
吉澤(メンバー):「そうですよね。ちょっとそれでやってみます。」
印西津(マネジャー):「そうだね。正直、問い合わせ対応で企画を考える時間が取れなかった、というのは言い訳にはならないな。今の進め方だと目標達成はおろか、次の昇格は厳しいよ。頑張ってみて。」
吉澤(メンバー):「おっしゃる通りです。基本的なこともできてなくてすみません。頑張ります。」
現状に照らして必要だと思ったアドバイスをし、本人も理解したと思ったのですが、
その後も問い合わせ対応に追われている状況から抜け出せていない様子…
正直、他の人と比べても任せている仕事量が多いわけではないので負荷軽減は難しいし、これ以上どう指導したらいいのか?私は途方に暮れてしまいました。
成功例
印西津(マネジャー):「前よりも忙しいと感じていると思うんだけど、先月より問合せが増えてるの?」
吉澤(メンバー):「はい…問い合わせの緊急度が高いものが10件ほどあって、その対応で1日終わってしまい、重要度の高い仕事の対応が後回しになってしまっていて…一日の業務量がどうしても多くなってしまっているんですよね…」
印西津(マネジャー):(心の声:そのくらいの数ならこの年次だったら、こなしてほしいんだけどな…実際やり方も非効率だし…でも、我慢して寄り添おう…)
印西津(マネジャー):「なるほど、確かにそれは確認も必要だし大変だね。現状、●●な状況で吉澤さんには頼らざるを得ない状況なのだけど、忙しい状況はよく理解できました。責任感持ってやってくれてありがとう。負荷をかけている状況であることは認識したので、また来週~再来週あたりにも状況聞かせてもらえると嬉しいな。」
吉澤(メンバー):「ありがとうございます。一人で頑張らなきゃと思っていましたが、少し話させてもらえると思っただけでも、少し気持ちが楽になります。」
印西津(マネジャー):(心の声:いったんよかったけど、自分には話しづらい部分があるかもな…私としても、業務上関わる以上、指摘をゼロにすることは難しいし…吉澤さんと仲がいい橋本さんに、何回か話を聞いてもらおうかな…。それで元気になったら、効率的なやり方をアドバイスしよう。)
成功の要因を解説!
遠回りに見えても、まずは本人が落ち着いてペースを取り戻させること、そして自分一人では対応しきれなさそうな場合には、第三者の協力の検討も視野にいれることが重要です。
Point1
意外に近道なのは、まず「聞きに徹する」こと
- 例えば、マネジャーが話を聞いているときに、「なんだ、そんな簡単なことで悩んでいるのか」と思ってしまうことはある意味自然な感情です。解決策が思い浮かんでいるのに、それを言わずにいるのはなかなかの苦行ですよね。ですが、メンバーは自分を認めてくれる味方がいないと感じている状態です。その状態で指摘をされると更に「自分はできない人間だ」と感じる負のループからますます抜け出しにくくなってしまう場合があります。だからこそ意識的に、まずは聞きに徹することが実は改善への近道となるのです。
- 成功例では、物足りない側面も目に付き色々言いたくなる気持ちをぐっと堪え、まずは本人の「状況や気持ちを理解したよ」と傾聴を経てメッセージすることで、メンバーが自分のペースを取り戻し、少し前を向きやすくなりました。
マネジャーでの対応が難しい部分は、第三者の協力を検討してよい
- マネジャーだからといって全て自分が対応しないといけないわけではありません。マネジャーも人間ですし、得手不得手、相性、キャパシティの限界もあります。一人で抱え込む必要はなく、第三者(利害関係のないチームメンバーや昔のマネジャーなど)の協力を仰いででも、組織の状況を良くすることを優先するのが役割です。
- 成功例では、無理に自分だけで対応しようとせず、他メンバーからのフォローも視野に入れたことで、マネジャーも抱え込まず、メンバーのことも放置しない、ということを両立できました。
以上、「窮々」のなかでも特に状態が悪いメンバーへの対応」についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?少しでも足取りが軽くなれば嬉しいです。
上記以外にも、この場合はそうすればいいの?という場合は、「相談機能」の活用がおすすめです!一緒に試行錯誤していきましょう!