※相談機能に寄せられた投稿のうち、許可をいただいた場合のみ、内容を公開しています。
ご相談内容
日頃のメンバーの様子
窮々または悶々が継続しています。
業務に真面目に取り組んでおり、成果も出していますし、都度フィードバックや感謝を意は伝えているつもりです。
しかしながら、以下の点で不満を抱きやすい傾向であるように見えます。
・会社や周辺者の動きをネガティブに捉えがち
・自己評価が高く、周囲の指摘を前向きに受け入れられないことが多い
窮々判定の改善に向け、アドバイスをお願いいたします。
考えている対策
このメンバーのみではありませんが、1:1のコミュニケーションタイムを開始しました。月1回、1.5h程度のボリュームです。日々感じていること(不満)・業務をする中での困りごと・今後やりたいことetc.といったことを会話し、必要に応じてアドバイスや改善対応するようにしています。
前回、窮々から悶々に1ランク改善したのですが、また窮々となってしまいました。
弊社からの回答
○○さんの状態は「窮々」です。
「窮々」とは、目の前の仕事に追われて余裕が持ちづらい、 あるいは、職場に居場所が無いと感じてしまっている状態です。
○○さんの場合は、前々回は窮々、前回は悶々、 そして今回が窮々となっていますが、その内訳の得点の推移を見ると、 前々回から前回にかけても、あまり良くなったとは言えない傾向だったかもしれません。そして、今回さらに内容が悪化しているように感じます。
過去3回分のハイライトは、下記のようになります。
前々回:結果は窮々
・業務の責任区分が不明確で、不公平さを感じている
・あまり適材適所が実現されている環境とは思えないし
・自分自身がやりたいことも、あまり支援してもらえている感じはしない
・目の前の仕事はひと通りやるが、今の職場に居場所はないように少し感じている。
前回:結果は悶々
・自分が何をしてもまったく認めてもらえていないと感じている。評価に不満がある。
・私への期待が感じられないし、分かってもらえていない。閉塞感。
対等に扱われていないように思う。
・なので、思うことがあっても言わないようにしている。
・今の職場で働いていくことへの意義をあまり感じられていないし、
当事者意識もやや薄れている。
今回:結果は窮々
・とにかく何があっても何も言わないと決めている。
・周りとは話ができないし、何も認めてもらえない。私のことも分かってくれない。閉塞感。
・この職場には居場所がないと感じている。ハッキリうまくいっていない。
・この先、この職場でやっていこうという気持ちを全然持つことができない。
・目の前の仕事だけは最低限やるけれど。
このように見ていくと、前回あたりを境に、 急激に、周囲のメンバーとうまくいかないと感じる傾向が強まっているように感じます。
○○さんは「創造重視」タイプに分類されています。
このタイプがストレスに感じやすい場面やその際の傾向として、
- 周囲から注意や指摘・アドバイスばかり受けていると、自分の意見やアイディア/存在を認めてくれない職場だと気分を損ねてしまう。
- そうやって自分を対等に扱ってくれない職場に対しては心を閉ざし、周りが手を差し伸べようとしても、自らカベをつくって遠ざかってしまう。
- 「誰も分かってくれない」「味方がひとりもいない」等と自分に言い聞かせて、なおさら孤立に向かっていってしまう。
といった傾向があります。
○○さんのメンタリティのスコアを拝見すると、その典型のように思いますがいかがでしょうか?
(相談者)様は感謝の意をお伝えになっているとのことですが、ひょっとすると、その他のシーンで職場メンバーから指摘(特に自分が苦手なことへの指摘)ばかり受ける…と感じて、そうした感謝のメッセージが届かないような状況になっていたのかもしれません。
さて、もし上記のような仮説があてはまるとすれば…
正直なところ、正攻法でのアプローチは難しいところがあるかもしれません。それくらい、○○さんが周囲に対して心を閉ざしてしまっているようにも思います。
こうした際(創造重視タイプが周囲に心を閉ざしている)にオススメしているのが、プライベートでも仲が良い(≒対等に自身と付き合ってくれる/無条件で認めてくれる)仲間をなるべく近くに置くようにすることです。
上述の通り、こういった際の創造重視タイプは 「誰も分かってくれない」と自らに言い聞かせることで余計に孤立を深めます。プライベートでも仲が良い人が職場にいてくれることで、 こうした「誰も分かってくれない」という思い込みができなくなるのです。 分かってくれる人が「誰もいない」のと「ひとりはいる」のとでは、 (本人が望まなかったとしても)周囲への安心感は大きく変わってくるので、 そこまで頑なな態度を取ることができなくなっていく、という効果があります。
つまり、ご本人に心を開くように対話してアプローチしていくのではなく、最初から心を開いている人を身近に置くようにする、といったアプローチです。
まず○○さんがプライベートでも仲が良い人はいるでしょうか?他の職場、他の部門等でも構いません。その方がむしろ良いかもしれませんが、 そういった方をなるべく探して、例えば月に2回ランチをするようにしてもらう…とか、その方を通じて、○○さんが現在の職場や仕事について感じていることを聴くようにするとか、こうした関わり方を検討されてはいかがでしょうか?
以上、ご参考になれば幸いです。
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